しもかわらゆみ「わかってるって」はきょうだい育児をするママに！試し読みや口コミも

下の子が生まれる・生まれたご家庭では、次のような悩みを持つママも多いのではないでしょうか？

我が家は下の子が生まれてからまさしくこんな状態でした。
(いや、現在も進行形かも)

ひとりでは何もできない赤ちゃんは当然手がかかるし、ついそちらのお世話にかかりきりになりがち…。

上の子は、「下の子の方が大事なんだ…」と思ってしまうこともあります。

ママとしては子どもたちはみんな同じように大切だし、わかってもらいたいですよね。

そんな状況のママやお子さんにオススメしたいのが、しもかわらゆみさん作の「わかってるって」という絵本。

赤ちゃんが生まれてお兄ちゃんになった、アライグマの男の子のおはなし。

上の子の複雑な気持ちとお母さんの子どもたちに対する気持ちがリアルに表現されています。

そこで今回は、この絵本について詳しく紹介したいと思います。

下の子が生まれたお兄ちゃん・お姉ちゃんとママに、ぜひ親子で一緒に読んでほしい絵本です。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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しもかわらゆみ「わかってるって」のあらすじ

作・絵： しもかわらゆみ
出版社：イマジネイション・プラス

赤ちゃんが生まれて、お兄ちゃんになったばかりのアライグマの男の子。

お母さんに褒めてもらいたくて、はりきって頑張りますが…

歌を歌うと「うるさくて赤ちゃんが起きちゃう！」と怒られたり、
赤ちゃんを高い高いしてあげると「危ない！」と叱られたり、空回りしてしまいます。

「ぼくと赤ちゃん、どっちが好き？」と聞くと、「どっちも好きよ」とお母さん。

でもやっぱり、赤ちゃんばかり大切にされているように感じてしまうお兄ちゃん…。

「もうぼくなんかいらないんだ！」と泣き出してしまいます。

その日の夜、なんとお母さんが大声で泣きだして…⁉

ここで、お兄ちゃんはお母さんの愛情を再確認することができます。

最後まで読むと、タイトルの「わかってるって」に納得できますよ。

しもかわらゆみ「わかってるって」を読み聞かせた感想

私がこの絵本を知ったのは、図書館でたまたまタイトルが目に留まったからでした。

気になったので、そのまま読み進めてみると…

次男が生まれて、長男が赤ちゃん返りをしたり甘えん坊が増して、対応に困っていた時期だったんです。

「これは長男にも読んでほしい！」と思い、さっそく借りて帰りました。

親目線の感想

しもかわらゆみさんの優しく繊細なタッチで描かれるアライグマの親子。

自分たち親子の姿を客観的に見ているかのようでした。

今までママを独占してきた長男が、構ってもらえる時間が減って寂しい気持ちはわかっている…。

「長男も次男も、同じように大切なんだよ」と言葉にするようにしていたけれど、どこか納得いっていない感じなのも伝わってきて、モヤモヤしていた私。

アライグマの男の子の気持ちも、お母さんの気持ちも痛いほどわかって、泣きそうになりました。

でも最後は、お兄ちゃんもお母さんもお互いの気持ちを理解できて、幸せな気持ちになれるお話でした。

文字数は多くないのに、親子のリアルな感情が伝わってくる、素敵な絵本です。

我が子の反応

長男も、表紙の絵から魅かれたようでした。

読み始めると、やはりアライグマの男の子と通ずるものがあるのか真剣に聞いています。

最後まで読んでから、「長男くんもこういう気持ちなんだよね？」と聞いてみると、

「うん、うん」と大きく頷いていました。

図書館に返却するまで、何度も読んでと言われました。

しもかわらゆみ「わかってるって」は何歳から？

絵本ナビによると、おすすめ年齢は3・4・5歳～。

複雑な感情が出てくる年頃ですね。

上のお子さんがちょうどこの年頃なら、このアライグマの親子がまるで自分たちのことのように見えるのではないかなぁと思います。

しもかわらゆみ「わかってるって」の口コミ

実際に「わかってるって」を読んだ保護者の口コミをご紹介します。

悪い口コミ

絵本ナビのほか、Amazonなどどのサイトを見ても、悪い口コミはありませんでした。

★2や★3評価もあるのですが、評価の内容としては

• 絵がとにかく可愛かった
• きょうだいが生まれた上の子向けの本

といったコメントで、ストーリーに対して辛口なものはありませんでした。

良い口コミ

背中を向けて顔だけこちらを向くアライグマの表情が印象的な表紙。
読んでから、改めて見てみると、そういう気持ちだったのね。と心がキュッとしました。

絵本ナビレビュー抜粋

うちも全く同じ状況で、同じようなことを毎日繰り返していて、
親としても心配しているポイントだったので読んでいて泣きそうになりました。
でも、これを一緒に読んで、大好きを伝えるいいきっかけになりました。きっとお兄ちゃんも読みながら、あ、同じ、と思ったと思うので、母親の気持ちも絵本を通して伝わったかなと思います。

絵本ナビレビュー抜粋

あ～、子どもたちはすごくてえらい。お兄ちゃんやお姉ちゃんにある日突然なってしまっても、頑張れる。赤ちゃんであることでお父さんお母さんの愛情が優先される妹や弟・・・と思いきや、この作品はお母さんも頑張ってることを書いていて、今までと違った視点で非常に面白かった。

hontoレビュー抜粋

こういった上の子を題材にした絵本は、子ども視点のものが多く、お母さんのリアルな感情まで描かれている作品ってあまり見かけないように思います。

だからこそ、読み聞かせるママも感情移入しやすいのかもしれませんね。

しもかわらゆみ「わかってるって」は絵本ナビで試し読みできる

• 書店ではカバーされていて立ち読みができない
• 図書館に行って探す時間がなかなか取れない
• でも気になる絵本を全て買っていてはお金もスペースも足りない

ひとつでも当てはまる方には、「絵本ナビ」がおすすめ。

絵本ナビでは試し読みが可能です。

対象の作品なら、なんと全ページ試し読み可！

＼ 「わかってるって」を ／

しもかわらゆみ「わかってるって」の総合評価

きょうだいがこれから生まれる・生まれたご家庭には、ぜひ親子で読んでほしい1冊です♪

登場するアライグマの優しい表情に、こちらまで優しくなれるような気がします。

ただし上の子の気持ちを題材にした絵本なので、一人っ子もしくは末っ子のお子さんには、この絵本の内容は伝わりづらいかもしれません。

Amazon・楽天・Yahooで購入したい方はこちらから

しもかわらゆみ「わかってるって」はきょうだい育児をするママに！試し読みや口コミも まとめ

この絵本が気になった方は、図書館や絵本ナビを活用して一度試し読みをしてみてはいかがでしょうか？

大人も子どもも楽しめる素敵な1冊に出会えるよう、コソダテールではこれからも絵本レビューを増やしていきます。

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