子どもがおもちゃを全然片付けなくて、部屋中おもちゃだらけ…
なんてこと、ありませんか?
我が家では寝る前には全部片づけるようにしていますが、翌朝は一瞬でおもちゃの海になります。
子どもだけではなかなか片付けが進まず、毎回ママ・パパがほとんど片付けている…というご家庭もあるのではないでしょうか。
「片付けが出来る子になってほしいけど、何歳から教えればいいの?」
「いつも部屋が散らかっていてうんざり…どうしたら自分で片付けてくれる?」
我が家では上の子が1歳の頃から、片付けをしなければならないことを伝えたり、一緒に片付けをしたりしてきました。
4歳になった頃ようやく、「寝る時間だよ」と伝えると、片付けてと言わなくても自らお片付けをするように。
片付け習慣は1日にしてならず…と体感した出来事です!
今回は、お片付けは何歳から出来るのか、お片付けを習慣化するコツについて調べてみたので、そんな私の経験も交えながらお伝えしたいと思います!
子どもが片付けをできるようになるのは何歳から?
子どもが、自分の意思でお片付けが出来るようになるのは、だいたい4歳頃なのだそう。
ただ当然、4歳になったからといって、突然片付けが出来るようになるわけではありません。
まさしく上の子がそうだったので、小さい頃からの積み重ねが大切だと感じています
日頃から片付けを習慣づけていくと、その頃には上手にできるようになってくる、ということなんですね。
では、いつ頃から片付けを教えれば良いのでしょうか?
年齢別に見ていきます!
0歳からお片付け習慣の練習はできる
0歳児のうちは、まだ自分でおもちゃを持って歩いたり、言葉で意思表示をすることは難しいですよね。
「まだ片付けを教えるには早いんじゃ?」と思ってしまいます。
赤ちゃん本人はお片付けが出来なくても、親が「遊び終わったから、ないないしておこうね~」と声掛けをしながら片付ける姿を見せることはできます。
周りの大人が片付けしている姿を見せることが、お片付けの第一歩になるんですね!
2歳頃からは元に戻す動作ができるようになる
2歳くらいになると、出したおもちゃを元の場所に戻す、ということができるようになってきます。
でもまだまだ、「遊びたい!」という欲求を抑えてまで片付けをするのは難しい年齢です。
これは、脳がまだ未発達だからなのだそう。
できないからといって叱らないでくださいね。
一緒に片付けをしたり、できない時には無理強いせずに親が片付ける姿を見せるだけでも十分な時期です。
「遊んだ後には片付けをするんだな」という意識が芽生えるように、親が日々片付ける姿を見せていきたいですね。
3~4歳は集団生活が始まり習慣づけやすい時期
3歳、4歳になると、保育園や幼稚園での園生活がスタートする子が多くなります。
園生活の中で片付けも習慣づいていく頃です。
ただ、園ではちゃんと出来るのに家ではやらない、というお子さんも多いはず。
うちは片付けだけじゃなく、ご飯も自分で食べなくて頭を抱えてた…
園で一生懸命頑張っているので、お家では甘えてしまうんですよね。
「本当はできるけど、やりたくない」という子どもの葛藤も理解しつつ、片付けをゲームにしてみるなど子どもが楽しめる工夫をしてみるとスムーズにいくかもしれません。
親も「今日はめんどくさいなぁ」と思う日があるように、子どもも気分にムラがあります。
私は、「そういう日もあるよね」とおおらかに構えて、親がイライラピリピリしないことも大切かなと思っています。
「じゃあ今日はママが特別に片付けるね~」と言いながらやっていると、いつのまにか一緒にやっていたこともあったよ!
片付けの時間が「楽しい」とか「片付くと気持ちがいい」と思えるようにしていくことが、習慣づく要因になると思います。
子どもがお片付けできない理由は?
子どもが片付けを「できない」「しない」のには、さまざまな理由があると思います。
なかでも私が「たしかに…!」と思ったものを挙げてみました。
「片付いた状態」の認識にズレがある
おもちゃが散乱していると、私たち大人は「片付けをして!」とひとことで言ってしまいますが、あなたのお子さんは「片付け」の意味を理解できているでしょうか?
片付けとは、「決められた場所に戻すこと」ですよね。
子どもに、それを教えたことはありますか?
実は、どんな状態が「片付いている」状態なのか、親と子で認識が違っているかも。
ブロックを例にすると、ブロックをブロック専用の箱にしまうことが親にとっての「片付いている」状態だとします。
でも子どもは「なんとなくまとめて置いておく」のが、「片付いている」状態だと認識しているかもしれません。
私たち親は、単に「片付けて!」と言うのではなく、
「このおもちゃは、この箱がおうちだよ」
「これはどこにしまおうか?」
と、家庭それぞれの「片付け」の明確な形を親子で共有することが大切なんですね。
無意識だったけど出来ていたかも。
意外と大事なことだったんだ!
片付けなければいけない理由がわからない
大人は片付けの大切さがわかっていますが、子どもにとって片付けの時間は「遊びの時間が終わる」ということなので、やりたい・やらなければいけないとは思えないのです。
ただ「片付けないとダメ」と叱るのではなく、
「なぜ片付けが必要なのか?」
「片付けるとどんなメリットがあるのか」
ということを教えてあげなければ子どもはわからないんですね。
叱られてしぶしぶ片付けをしている場合、「ママ・パパに怒られないように」片付けているだけなので、これでは片付けの習慣は身に付きません。
「片付くとお部屋がスッキリして気持ちがいいね」
「片付けてあると、大事なおもちゃがなくならないね」
など、片付けるといいことがあると分かれば、片付けの習慣化に近づいていきます。
片付けが出来た時には思いきり褒めてあげると、さらにやる気もアップするでしょう。
子どもの片付けを習慣化するためのポイント
ここまで年齢別の片付けの段階や、片付けが出来ない理由についてお伝えしてきました。
ここからは実際に片付けを習慣化していくために大切なポイントをみていきましょう!
- 年齢・性格に合わせた収納スペースを作る
- 3歳頃までは「片付けて!」と言うよりも、親自身が片付ける姿を見せる
- 小さな段階を踏んでステップアップしていく
- 遊びに集中している時は、子どもの集中力が切れるタイミングを見計らって
- 片付けが出来なくてもなるべく怒らない、できた時はたくさん褒める
年齢・性格に合わせた収納スペースを作る
その子の性格にもよりますが、小さいうちはポイポイ投げ入れられるような箱が、子どもにとっては片付けしやすい収納だと思います。
また、あまり細かく分類しすぎても覚えるのも大変です。
ぬいぐるみ・トミカ・おままごと、など大まかに収納場所を分けてあげると分かりやすいですね。
3歳頃までは「片付けて!」と言うよりも、親自身が片付ける姿を見せる
先にもお伝えしましたが、3歳くらいまでは子どもに片付けをさせるというよりも、ママ・パパが率先して片付けをする姿を見せていきましょう。
「遊び終わったから、このおもちゃないないしよう~」
「このおもちゃのお家はここね~」
とどうやって片付けをするのか分かるよう声掛けをしたり、子どものやる気があるときには一緒に出来ると良いですね。
「遊んだら、片付けるんだ」という意識づけをしていく時期と捉えると、こちらも気がラクになります。
小さな段階を踏んでステップアップしていく
いきなり、「よし、出したおもちゃを全部片付けよう!」と言われても、子どもにとっては途方もなく感じてやる気がなくなってしまうことも…。
片付けを教え始めたばかりの時期には、まずはおもちゃをひとつ片付けることから始めてみましょう。
ひとつ片付けられた時には褒めてあげると、子どもは達成感を味わえます。
褒められるとやる気が出て、率先して片付けをしてくれるよ!
ひとつだけ片付けることに慣れてきたら、「絵本だけ片付けてみよう」と1種類のおもちゃに絞って片付けてみます。
それができたら次は「車のおもちゃをしまってみて」と少しずつ段階を踏んでいくと進みやすいです。
ひとつの段階が出来るごとに、褒めることを忘れずに。
片付けを習慣化できるように、達成感を味わいながら片付けを楽しいものにしていきましょう♪
遊びに集中している時は、子どもの集中力が切れるタイミングを見計らって
子どもは次から次へと別の遊びに夢中になりますよね。
遊びに夢中のタイミングで「片付けするよ~」と言っても聞く耳を持ってくれないので、遊びと遊びの切れ目に片付けに誘うことで、気持ちが切り換えやすくなります。
片付けが出来なくてもなるべく怒らない、できた時はたくさん褒める
子どもは、日によってやる気のある・ないの差が大きいですよね。
昨日は張り切っていたのに、今日は「嫌だ!」と断固拒否されることも日常茶飯事…
自分で出したおもちゃなのに!とこちらはイライラしますよね。
でもそこでイライラをそのまま子どもにぶつけてしまうと、子どもは委縮したり余計に反抗してしまいます。
言うことを聞かない日には「そんな日もあるよね、明日は頑張ってみようね」と子どもの気持ちに寄り添ってあげるよう心掛けてみましょう。
片付けが出来た時は、大げさかなと思うくらいに褒めてあげましょう。
「助かる!」「きれいになって嬉しい!」とママ・パパの気持ちを伝えるのも良いですね。
片付けは何歳からでも出来る!根気よく続けよう
ここまででお伝えしてきた通り、子どもの年齢ごとに片付けに適したアプローチの仕方は違うものの、0歳からでも片付け習慣をスタートできることがわかりました。
「子どもがある程度大きくなってしまったから、習慣づけるのはもう無理かも?」と思われるかもしれませんが、習慣は何歳からでも身に付けられます。
私自身、子どもの頃は片付けずに母に叱られてばかりでしたが、今では夫や子どもに片付けを教える側になりましたから(笑)
でもやっぱり一番難しいのは、「怒らないこと」「続けること」ではないかなと私は思っています。
「片付けが出来なくても怒らない」とお伝えしましたが、気を付けてはいたものの実際は怒ってばかり(汗)
けれどその分、片付けをし始めたらちょっと大げさに褒めるようにしています。
なかでも上の子に一番効果があったのは「メダル制度」です。
メダル制度は、手作りの折り紙メダルを片付けが出来た時やおもしろいことを言った時など、親が「それいいね!」と思った時に渡すというもの。
メダルをもらえるのが嬉しいようで、片付け習慣が一気に進んだと感じました。
3~4歳のお子さんがいる方は、ぜひ試してみていただきたい方法です♪
子どもに片付け習慣を身に付けさせるのには、長い期間がかかります。
日々忙しいママ・パパにとって、子どもの片付けペースに合わせて時間を割くのもなかなか難しいですよね。
ですので時間がない日には、
「親が片付ける分量を多くする」
「全部は無理でもこのスペースだけは片付ける」
など、ご家庭に合った工夫をしながらなるべく毎日片付けの機会を作るようにしていきましょう。
まとめ
片付けが習慣化すると、忘れ物や失くし物が減るだけでなく、自分で考える力も身に付きます。
普段の片付けは元の場所に戻すだけですが、おもちゃが増えた時には、おもちゃを整理・処分しなければおもちゃ箱が溢れてしまいますよね。
そうして子ども自身にいるもの・いらないものを仕分けさせることで、自分で考えたり必要なものを取捨選択できる力になっていきます。
子どもの将来の生きる力になると信じて、
日々の片付け習慣を一緒に根気よく続けよう!
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